ノジュール7月号
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乳頭温泉郷の最寄り駅は秋田新幹線の田沢湖駅になる。早起きして、東京駅6時56分発の「こまち」の一番列車に乗れば、田沢湖駅には9時56分着。レンタカーを借り出す時間を考慮しても、11時前にはもう現地に到着できるという計算だ。 まずは、今宵の宿泊先である鶴の湯温泉に行き、宿泊客限定販売の「湯めぐり帖」を購入。さっそく湯めぐりを開始する。黒湯では混浴の露天風呂(硫黄泉)と男女別の内湯(単純温泉)、黒湯から徒歩5分の孫六では石湯と露天風呂に入り、休暇村乳頭温泉郷に戻って入浴(単純硫黄泉とナトリウム―炭酸水素塩泉)と昼食。あとは近接する3ヵ所で、奥から蟹がに場ばの露天風呂(単純硫黄泉)と内湯(単純温泉)、大釜の内湯と露天映画のオープンセットのような宿泊棟や湯小屋が立ち並び、周囲を包む緑に映える。少しずつ異なる4種類の泉質の湯が多彩な湯船に注ぐ。■鶴の湯温泉【秋田県乳頭温泉郷・八幡平・田沢湖】【温泉】つるのゆおんせん☎0187-46-2139 秋田県仙北市田沢湖田沢先達沢国有林501泊2食8550円~[日帰り入浴データ] 500円 10~15時無休(露天風呂は月曜休み、祝日の場合は翌日)羽後交通バスアルパこまくさから送迎車で約10分(宿泊客のみ、要連絡)秋田の名湯 湯を堪能する〝はしご湯〞旅8東北の旅モデルプランこの季節、秋田県内で「はしご湯」が楽しみな温泉地といえば、乳頭山麓の新緑のブナ林の中に7湯が点在する乳頭温泉郷。これに八幡平の湯が加われば、文句なしだ。乳頭のはしご湯は「湯めぐり帖」が便利取材・文:飯出敏夫 写真:小松ひとみ 241.鶴の湯の看板風呂、混浴露天風呂 2.灯点し頃の帳場と「本陣」 3.「東本陣」へ続く廊下 4.夜は“ランプの宿” 5.囲炉裏がある「本陣」の客室が一番人気 6.夕食には名物「山の芋鍋」をはじめ山の幸が並ぶ125634東北モデルコース【温泉】JR田沢湖駅 車で約40分■乳頭温泉郷(1泊) 車で約1時間20分■大場谷地入口 車で約20分■蒸ノ湯温泉 車で約1時間40分■田沢湖(たつこ像前) 車で約25分JR田沢湖駅

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