ノジュール8月号
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大手航空会社(JAL・ANA)では、最も安い55日前購入の運賃で1万2000円程度から、前日まで買える特定便割引では2万5000円前後の値段設定となっている。一方のLCCは、基本的に4000円台〜1万円程度で購入可能。LCCは出発の半年前からチケットが手配できるのが魅力(大手は2カ月前〜)なので、旅程が早めに決まっていれば、運賃が安いうちに航空券を押さえておきたい。また、出発直前での購入の際にも大手と比べれば価格的メリットが大きいので、運賃優先で考えた場合はLCCに軍配が上がるのは間違いない。 大手航空会社の航空券は、ホームページや予約センターに加え、旅行会社やコンビニなどでも購入でき、決済方法もクレジットカード・現金・コンビニ決済・振り込みなど多彩な選択肢がある。LCCではホームページでの予約が基本で、電話予約の場合には手数料が発生する上に、決済も原則クレジットカード払いとなっている。購入後のチケットや確認事項もメールで送られてくるなど、やりとりに慣れていない人にとっては手間取ることも多い。 大手航空会社の羽田〜新千歳線は、ほぼ1時間に1本以上の間隔で運航していて、1日の本数は、ANAでは28往復(AIRDO共同運航便含む)、JALでは17往復。それに対しLCCの成田=新千歳線では、ジェットスター・ジャパンが1日3往復(8月24日以降は1日4往復)、エアアジア・ジャパンが8月1日より1日3往復の運航と、2つを合計しても6〜7往復。出発時間も限定されるため、LCCでの柔軟な旅行計画は立てづらい。写真:日本航空、全日本空輸、エアアジア・ジャパン、湯浅立志、ピーチ・アビエーション、阪急観光バス、南海電鉄LCCの就航で、国内旅行も大きく変わります。LCCは本当におトクなのか?目的や旅のスタイルによっては、大手航空会社や新幹線・バスを選ぶべき?東京~札幌間、大阪~福岡間の旅をモデルに、比較検証してみました。運賃最優先なら迷わずLCC出発時間の自由を左右する相談して買いたいなら大手へLCCで広がる選択肢 空の旅を見直そう!運賃便数予約手配LCCタイムスケジュール [成田‐新千歳]2012.8.24~大手航空会社[東京⬆⬇札幌]LCCVS.*時期・曜日によって異なる22▲東京・有楽町にあるJALプラザ。大手航空会社では旅行先の相談もできる◀エアアジアの予約画面。半年以上先の運賃までひと目で分かるジェット・スター成田➡新千歳新千歳➡成田106:20➡08:0012:40➡14:20210:30➡12:1013:3013:50*14:00*➡15:1015:30*15:40*316:1016:30*➡17:5018:10*18:2018:40*➡20:0020:20*418:1018:30*➡19:5020:1020:2020:40*➡22:0022:20エアアジア成田➡新千歳新千歳➡成田107:45➡09:2009:45➡11:20211:45➡13:2013:45➡15:20316:35➡18:1018:35➡20:10

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