ノジュール9月号
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水平線からのご来光を拝み、朝風呂や早めの朝食をすませると、まもなく別府観光港へ入港。大きな荷物はフェリーターミナル内のコインロッカーに預けよう。観光拠点となる別府駅へは、バス約15分、タクシー約10分。目の前に海が広がる上しょう人にんヶが浜はま公園の一角で、心地よい潮風を浴びながら別府伝統の砂湯を満喫できるのがここ。温泉で約42~43℃に温められた砂に入ること15分、カラダの芯まで温まる。国指定重要無形民俗文化財の湯の花小屋が並ぶ「みょうばん湯の里」。湯の花製造工程の無料見学と併せ、大露天岩風呂、郷土料理、オリジナル商品の買い物なども。万円というフェリーさんふらわあの週末&祝日限定「弾丸フェリー®」だ。現地0泊・船内2泊と聞けば慌ただしそうだが、行きも帰りもホテルのようにくつろげる船内での宿泊が移動を兼ね、長距離の旅にありがちな体の負担は感じない。 心配な船酔いも内海なのでほとんど揺れず、レストランや展望風呂でのひとときを楽しんだり、ライトアップされた明石海峡大橋や瀬戸大橋、あるいは海上ならではの満天の星を眺めたり、過ごし方はいろいろ。金曜出発便のジャズライブなど随時開催されるイベントを含め、退屈する暇はないだろう。別府へは朝早く到着し、夜の出航までまる1日ゆっくりと滞在できるので、別府八湯めぐりから名物の地獄めぐりまで、たっぷりと温泉三昧にひたれるはず。明治12年の創建時、竹屋根葺きだったことが名の由来。今の建物は昭和13年に建て替えたものだが、風格あふれる佇まいは別府温泉のシンボルになっている。早朝から地元客でにぎわう普通浴場のほか館内に砂湯も併設。大分名物とり天を販売。前日までの予約で特急ソニック車内販売で好評の「杜と里り物もの語がたり」も購入可能。おおいた冠かんむり地鶏のとり天にとりめしなど由布院の特別栽培米を使ったおにぎり3種が付く。みょうばん湯の里 ☎0977-66-8166 大分県別府市明礬6組10時~最終受付21時 ※売店8~18時 無休 入浴600円 JR別府駅から亀の井バスAPU行きで30分、地蔵湯前下車、徒歩3分別府海浜砂湯 ☎0977-66-5737 大分県別府市上人ヶ浜 3~11月8時30分~最終受付17時、12~2月9時~最終受付16時 第4水曜(祝日の場合は翌日) 1000円(貸浴衣、内湯入浴料含む) JR別府駅から大分交通APU線で14分、六勝園下車、徒歩2分とり天小屋 別府店☎0977-22-3171 大分県別府市駅前町12-13 別府駅B-Passage内9~20時 無休JR別府駅から徒歩1分竹瓦温泉 ☎0977-23-1585大分県別府市元町16-236時30分~22時30分(砂湯は8時~21時30分受付)12月第3水曜、砂湯は毎月第3水曜(祝日の場合は翌日) 普通浴100円、砂湯1000円(貸浴衣込み) JR別府駅から徒歩10分※2012年7月29~31日取材船上で朝日を望み、別府港に到着海を望む浜辺で砂風呂体験!明礬温泉で湯の花小屋を見学AM6:55PM4:00AM11:00まずは早朝から営業の竹瓦温泉へAM8:00別府名物「とり天」を購入PM5:3041nodule 2012 September「別府湯けむり展望台」から眺める、鉄輪温泉の湯けむり。与謝野晶子ら文人墨客にも詠われた景色が今なお広がる1.玄関の唐破風など豪壮な意匠の外観 2.天井が高く開放的な浴室もレトロな趣1.標高350mの大露天風呂 2.温泉の蒸気で蒸したトウモロコシ杜里物語880円。地鶏とり天付き1221

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