お知らせ 2013年10月31日

「ひとり旅、再発見」を特集した『ノジュール11月号』のお届けを開始しました

1311『ノジュール』11月号の第1特集は「ひとり旅、再発見」です。毎年ご好評を頂いているノジュールの“ひとり旅特集”。今年は男女別のひとり旅モデルプラン、昼はひとり・夜はふたりの“シングルミックス”な旅など、さまざまなスタイルのひとり旅をご提案。ひとり旅の魅力を「再発見」できる特集となっています。

 

巻頭のルポは、「女性ひとり旅」ではエッセイストの岸本葉子さんが江戸時代の面影が残る高山と、白壁土蔵や瀬戸川が美しい飛騨古川を歩きます。飛騨の木のぬくもりに触れ、古民家喫茶でひと休み、高山の朝市を覗き、古川では組み接ぎなど匠の技を体験…。一方「男性ひとり旅」は、庶民文化研究家の町田忍さんが広島県呉市へ。瀬戸内の大崎下島を歩き、翌日は呉のてつのくじら館へ。海軍グルメにも下鼓を打ち、船の歴史を辿る旅へ。また「シングルミックスなひとり旅」では、ノジュールの読者夫妻が参加。松本を舞台に、夫は諏訪の蔵元から松本市美術館へ、妻は松本城と民芸の街歩き…。老舗ホテルの夕食で待ち合わせた夜は、昼間のひとり旅で体験した話を2人で共有し、旅語りに花が咲きます。

 

続く「達人のひとり旅」では、ノジュールの専門ライターたちが、「昔町」「歴史」「温泉」「鉄道」「古寺」「島旅」の6つのテーマで12本のこだわりひとり旅プランを提案。すぐにでも行きたくなる秀逸なモデルプランが揃いました。また、「ひとり旅のおすすめ宿30」では、「新スタイルの宿」「秘湯、名湯の温泉宿」「シティホテル&ビジネスホテル」「小さな宿」「憧れの宿」の5つのジャンルで、ひとり旅歓迎の宿泊施設をたっぷりとご紹介します。

 

“ひとり旅は不安”という方には、「ひとり旅の愉しみ方」をご用意。旅を「計画編」「準備編」「旅先編」の3つに分け、目的と行き先の決め方、交通手段の手配や宿の探し方、旅先での荷物の管理やレストラン選び、宿での過ごし方まで、細かく解説をしています。このほかにも、“フーテンの寅さん”こと車寅次郎が映画『男はつらいよ』で歩いた旅先を名場面とともに振り返る、作家・川本三郎さんによるエッセイ「『男はつらいよ』寅さんの旅」もおすすめ。自分に合ったさまざまなひとり旅計画を練ってみてください。

 

第2特集は「美術館のある街歩き」。個性派美術館に詳しい美術史家の岡部昌幸教授が、この秋のおすすめアート散策コースを厳選。東京・谷中~上野界隈の小さな美術館めぐりのルポから始まり、北は北海道(小樽市)から、南は長崎県(長崎市)まで、計11のコースをご紹介しています。また、11~12月に行われる美術展・企画展に合わせて、東京・表参道~六本木(「天上の舞 飛天の美」<サントリー美術館>)、名古屋・栄~大須(「ハイレッド・センター:直接行動の軌跡展<名古屋市美術館>」)の2本のモデルプランも合わせてご紹介します。

 

第3特集は「旅ノートづくり」。デジタル全盛時代の今、改めて見直されている「旅ノート」の作り方を、奥野宣之氏が解説。旅に持っていきたい筆記具の紹介から資料集め~書く&撮る手順~ノートの整理の仕方までご紹介。読者の旅ノートを集めた「拝見!読者のオリジナル旅ノート」コーナーもご用意。今回の特集を参考にして出かけたひとり旅を、あなたもノートに記録してみてはいかがでしょうか?

 

このほか、連載は、エッセイ「旅の記憶」には『深夜特急』でお馴染みの作家・沢木耕太郎さんが登場。国内・海外を旅してきた沢木さんが改めて旅を振り返り「究極の旅」について語っています。「解体旬書」では、最近話題の「大学ブランド食材」について、「暮らしのトライアングル」では茨城県笠間市での「ろくろ陶芸体験」を、「ノジュール大学」では「日本料理の基礎知識」を、お届けしています。

 

少しずつ肌寒くなってきましたが、「ひとり旅」には、旅先で出会う人々の温もりにほっこりできる今の季節がぴったり…。ノジュールで、今までしたことのない新しい “ひとり旅”、出かけてみませんか?