お知らせ 2014年4月4日

「東京時間旅行」を特集した『ノジュール4月号』のお届けを開始しました

14044月号の第1特集は「東京時間旅行モデルプラン」。2020年の東京五輪開催も決まり、ますます世界から注目を集めるニッポンの首都・東京。今回の特集は、そんな東京の“今”と“昔”を見つめ直します。江戸の開府から明治・大正の文明開化、戦後復興、近代化へ。その面影を探して歩くモデルプランを集めました。休むことなく進化し続ける世界一の“メガシティ”を、この機会に改めて探検してみませんか。

 

巻頭ルポは、エッセイストの泉麻人さんが、東京~神田の鉄道遺構を眺めて歩く1日散歩に出かけました。今年竣工100周年を迎える東京駅をスタートし、昨年お目見えしたKITTEで東京の“現在”を感じ、続く御茶ノ水では湯島聖堂に江戸の面影を見つけ、対岸のニコライ堂で明治の建築に触れる。大正時代の万世橋駅の遺構に出会い、昭和を色濃く残すカフェで一服すれば、充実した時間旅行の完成です。

 

続く「東京1日散歩モデルプラン」では、「建築」「街並」「庭園」の3つのテーマを各時代で切って観光するプラン集を集めました。「1964建築めぐり×昭和」では国立競技場や代々木体育館をはじめ、1964年東京五輪の遺構を辿ります。「文化財の老舗&見どころ探訪×明治・大正」では、谷中、根津、浅草の希少な文化財や往時を偲ばせてくれる路地裏など、レトロ散歩コースをご提案。「名園から始める江戸歴史めぐり×江戸・明治」では、早稲田や城南の歴史ある大名庭園、池泉庭園など、緑あふれる都会のオアシスへ。

 

ほかにも、豊洲移転前の築地をガイドした「今こそ、築地魚河岸散歩」。江戸・明治から時代を超えて愛される食事処をご紹介する「創業100年の老舗」。間違いなしのおみやげ選びを指南する「東京手みやげ銘菓10選」など、食の情報も満載です。また、特別企画「少しディープに時間旅行」では、50年前の東京を描く江戸っ子漫画家・うゑださと士さんのイラストと現在の東京写真を並べて検証する「都電の走る東京名所」、都心にある知られざる「谷」を“スリバチ”と名付けてフィールドワークを続ける東京スリバチ学会が解説する「“スリバチ”の聖地 四谷を歩く」の2本立てでお届けします。おススメフリーきっぷや周遊バス情報をまとめた「おトクな東京観光術」や「最新東京ホテル」も押さえ、東京の魅力をたっぷりと凝縮した充実の特集です。

 

続く第2特集は「大人の動物園・水族館」。グラビア「野生との遭遇」では、動物写真家・岩合光昭さんが、旭山動物園(北海道)やアドベンチャーワールド(和歌山県)、東武動物公園(埼玉県)などで動物たちが見せた一瞬の野生を見事に切り取っています。「行ってみたい、全国の動物園」では、日本全国11の特徴的な動物園を紹介。「オトナが楽しい水族館」では、水族館プロデューサーの中村元さんが、今見ておきたい9ヵ所の水族館を厳選してくれました。従来の“子ども達の場所”というイメージが一変し、大人も楽しめるさまざまな仕掛けが注目される最近の動物園・水族館。春に誕生する新しい命にも出会えるチャンスです。ぜひ旅の参考になさってください。

 

小特集「50代からのリフォームを考えよう」では、リタイア後の暮らしを見据えた時に直面する「住まい」の問題を、「バリアフリー」「生きがいのある暮らし方」「予算や工期」などのポイント別に事例付きでご紹介しています。連載は、エッセイ「旅の記憶」には、映画監督の大林宣彦さんが登場。「世界遺産を撮る」では、写真家・石川直樹さんの撮影による「ラサのポタラ宮歴史地区」を、解体旬書では、2号連続の「大阪史がわかる建築さんぽ」の第1回目「キタ編」を解説します。

 

東京の桜はまさに今が見頃です。ポカポカ陽気の中、コートを脱いで身軽になっての春散歩。ノジュールを活用して、東京時間旅行をぜひ楽しんでくださいませ。