お知らせ 2014年11月28日

「至福のおこもり温泉」を特集した『ノジュール12月号』のお届けを開始しました

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12月号の第1特集は、「この冬行きたい! 至福のおこもり温泉へ」。レトロな温泉街で、ひがな一日ぶらぶらしたり、温泉宿に泊まってどこにも行かずに過ごしたり、人の少ない秘湯の一軒宿で湯浴みと読書三昧の湯治体験をしたり…。とにかくゆっくりと温泉情緒を楽しむための“おこもり”旅をご提案します。

 

温泉街のそぞろ歩きを楽しむ旅のモデルプランは3本。長野県の渋温泉では、多くの人が足を止めて見上げる木造4階建ての旅館「金具屋」に投宿し、奈良時代開湯と伝わる湯治場の街並みを巡ります。下呂温泉(岐阜県)では、「湯めぐり手形」を使って“素肌美人の湯”といわれるトロトロの湯どころをはしご。一方、湯治ついでに医療機関による診察や診療も受けられる「メディカルチェックプラン」を用意しているのが三朝温泉(鳥取県)。これぞ新しい“現代湯治”といえそうです。

 

秘湯の一軒宿もたっぷりご紹介します。岩手県の大沢温泉は、「山水閣」「菊水館」「自炊部」という趣の異なる3つの棟で構成されていて、自炊部の1泊素泊まり2200円から、山水閣の1泊2食1万5270円まで、スタイルにあわせた湯治体験ができます。熊本県南阿蘇の地獄温泉に宿を構えるのは、5つの“にごり湯”が準備された山の宿「清風荘」。充実した温泉と、猪鍋やいろり焼など食事も自慢とくれば、“おこもり”したくなること間違いなし。温泉紀行ライターの飯出敏夫さんや温泉エッセイストの山崎まゆみさんら、温泉達人4人が選んだ「路線バスで行く 冬ごもりの温泉宿」も必見です。宿探しのポイントを指南する「失敗しない、宿の探しかた」もぜひ参考にしてください。

 

第2特集は「日帰りでちょっと贅沢 グルメ列車の旅」。車窓を眺めながら本格的な食事が楽しめるダイニング列車や、沿線の名物や地酒が味わえるビュッフェを備えた観光列車など、鉄道を使った美食の旅をご案内します。紹介するグルメ列車は11本。夏に登場したばかりのしなの鉄道「ろくもん」(長野県)をはじめ、瀬戸内絶景ルートを走る四国のおもてなし列車「伊予灘ものがたり」、いまや貴重な寝台列車となったブルートレイン「北斗星」など、お楽しみ列車情報が満載です。

 

連載は、エッセイ「旅の記憶」では、西村京太郎さんが、若かりし頃の鉄道旅の思い出をご紹介。「解体旬書」では、この冬に行きたい最新鋭の光の祭典「イルミネーション」を解説。「世界遺産を撮る」では、写真家・富井義夫さんの撮影によるストラスブールのグラン・ディル(フランス)のクリスマスが登場します。読者参加の新連載「私のひとり旅」も好評の第2回目。ノジュール大学では、開業100周年の東京駅をテーマに、近代建築の大家・辰野金吾氏の名建築を巡ります。

 

いよいよ師走到来。今月号は、“寒くてあまり動きたくない”なんて人にほど、使ってほしい特集です。温泉宿でのんびりおこもり、またはあったか列車でじっくり鉄道旅…。ぜひ楽しんでください。