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次のひとり旅はいよいよ海外へ

初めての海外ひとり旅 台湾

文=若宮早希 写真=中田浩資 コーディネイト=加藤環

親日家が多く、街の治安もよく、日本から約3〜4時間で到着する台湾。
初めての海外旅行先として、これ以上のロケーションはないでしょう。
台北の街を巡り、絶品の台湾料理を味わい、憧れていた郊外の街へ。
飲食店やショップは好みの店をチョイスして。
ひとり旅ならではの、気ままな2泊3日の旅に出かけましょう。

初日の夜ごはんは、
待ちかねた台湾料理。
どこを選ぶ?
週末を利用して訪れた台湾。台北松山空港から、街の中心部まではMRT(地下鉄)で約20分でアクセスできる。ホテルに荷物を預けたら街へ繰り出そう。ディナーに選びたいのは、ひとりでも入りやすいカジュアル店だ。

台湾料理は中国の福建料理をルーツとし、中国各地や日本から影響を受け、独自の発展を遂げた。杭州小籠湯包民生東路店は、上海スタイルの小籠包の店。40年以上続く老舗の2号店はおしゃれなカフェのよう。小籠包は肉汁の多さが最大の特徴だ。まずはレンゲの上で皮を破いて、熱々の肉汁を味わう。次に針ショウガや黒酢とともにひと口で頬張れば、まさに〝口福〞。

阿城鵝肉吉林二店で体験するツウな台湾料理もおすすめ。鵝肉〈アーロウ〉(ガチョウ肉)は、北京ダックなどのアヒル肉よりも安価な台湾の庶民の味だ。鴨肉のようなコク、燻製によるスモーキーな香り、さらりとした脂が絶品。ぜひ台湾ビールやガチョウ脂をまぶしたご飯(鵝油拌飯〈ウーヨウバンファン〉)とともに味わってほしい。

〝サク飯〞なら、魯肉飯〈ルーローファン〉を定食スタイルで提供する五燈獎台北店を選択。八角などの香辛料を使わないやさしい味の魯肉飯を、味噌汁とともに味わおう。

(ノジュール2025年12月号からの抜粋です。購入希望の方はこちらをご覧ください。)

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