タグ別アーカイブ: 旅の記憶

パイパティローマ vol.49/ 池上永一

沖縄の伝承のなかにパイパティローマという実在しない島がある。そこは日本の有人島の最南端・波照間島(はてるまじま)のさらに南に位置するという。その島に住む人々は豊かで、争わず、慈愛に満ちているという。 続きを読む

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森へ行こう vol.48/ 三谷 龍二

胸の内の、小さな衝動に動かされるように、「森へ行こう」、と思うのだった。大地をどこまでもどこまでもアスファルトで覆い尽くしてしまった現代は、根っこを切られた木のように、人は大地との交流を失い、生命が知らず知らずのうちに失調状態になっているのだと思う。 続きを読む

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旅の扉 vol.47/ 川上 弘美

旅の扉、という言葉を読者のみなさまはご存知でしょうか。 続きを読む

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果たせなかった旅 vol.46/ 石 寒太

いろいろな旅がある。吟行もそのひとつである。このごろ俳句仲間では、ちょっとした吟行ブームであるらしい。 続きを読む

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旅なのか、暮らしなのか vol.45/ 宮下 奈都

初めて北海道へ旅行したとき、驚いた。空の色が違う。空気の密度が違う。風の匂いが違う。これが同じ日本だろうか、と思った。大きく息を吸って、吐いて、吸って。大学生だった私は、一遍で北海道が大好きになった。 続きを読む

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描かれた場所を探して vol.44/ 松本 猛

東山魁夷(ひがしやまかいい)が『霧の町』という絵を描いたのは1971年、63歳の時だった。この絵は、かつてバルト海の女王とも呼ばれた 続きを読む

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あ〜愛しいコウライアイサ vol.43/ 谷口 高司

コウライアイサという鳥がいる。漢字では「高麗秋沙」。読んで字の如く朝鮮半島(高麗)に居ると思われてはいたものの、謎の多い鳥で、 続きを読む

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それでも旅路に花は咲く vol.42/ 東山 彰良

作家になるような人種は、きっと本をたくさん読んでいるにちがいない。たしかにそうだ。本も読まずに作家になどなれるものではない。 続きを読む

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天草の主役たち vol.41/ 村木 嵐

日常からふわっと離れられる旅がとても好きで、日帰りや一泊でよく出かけている。大阪に住んでいたときは京都や奈良へ通ったが、 続きを読む

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本日ただ今のこの景色 vol.40/ 桐島 洋子

昭和47年(1972)に「淋しいアメリカ人」で大宅壮一ノン・フィクション賞を受賞した私は、 続きを読む

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