
50代からの旅の暮らし発見マガジン
昨年の三月、ずいぶん久しぶりにヒマラヤへ出かけた。ぼくの書いた小説『神々の山嶺(いただき)』が映画化されることになって、その撮影を、なんと五千数百メートルのエヴェレストのベースキャンプに近い場所でやることになっていたからである。 続きを読む
茹(う)だるように暑い日だった。どうしても見て欲しい場所があると、シンガポール在住の日本人に案内されたのは、瀟洒な邸宅街の中にある墓地公園だった。 続きを読む
誰かと一緒の旅よりも、一人旅のほうが長く深く記憶に残る。それが私の持論だった。「残る旅」がしたいならば一人に限る、と。 続きを読む
十八才の頃、人生に行き詰った。福岡県の山里で育った私は、久留米市にある工業高専に進学してエンジニアをめざしたが、途中からこれは俺の道ではないと思うようになった。 続きを読む
盆や正月、帰郷の際にはできる限り鈍行列車を使う。東京から九州へ、日本の半分をせっかく縦断するのだ。 続きを読む
私の旅好きは父親譲りです。ただ父親の旅は写真集や地図、旅のエッセイを読み、目から入った情報を脳で楽しむ“目”の旅です。 続きを読む
昨年の暮れ、とある地方都市を旅行していて、地元では有名な老舗の居酒屋に入った。 続きを読む
学生時代は友だちと旅行することが多かったが、最近は仕事相手と、あるいは一人で、旅をするようになった。 続きを読む
今年もヒマラヤへ向かう季節がやってきた。2011年頃から、春になるとぼくは必ずネパールに行ってエベレストへと続く山道を歩いてきた。 続きを読む
”今日、僕は旅に出るのです。見知らぬ土地で風に吹かれ、大好きな君を想うでしょう” 続きを読む