タグ別アーカイブ: 旅の記憶

旅先のエヴェレストで蕎麦を喰いました vol.39/ 夢枕 獏

昨年の三月、ずいぶん久しぶりにヒマラヤへ出かけた。ぼくの書いた小説『神々の山嶺(いただき)』が映画化されることになって、その撮影を、なんと五千数百メートルのエヴェレストのベースキャンプに近い場所でやることになっていたからである。 続きを読む

カテゴリー: 連載記事 | タグ: | 旅先のエヴェレストで蕎麦を喰いました vol.39/ 夢枕 獏 はコメントを受け付けていません

時の軌跡を辿る場所が豊かさを熟成する vol.38/ 真山 仁

茹(う)だるように暑い日だった。どうしても見て欲しい場所があると、シンガポール在住の日本人に案内されたのは、瀟洒な邸宅街の中にある墓地公園だった。 続きを読む

カテゴリー: 連載記事 | タグ: | 時の軌跡を辿る場所が豊かさを熟成する vol.38/ 真山 仁 はコメントを受け付けていません

マルタのハニーストーン vol.37/ 森 絵都

誰かと一緒の旅よりも、一人旅のほうが長く深く記憶に残る。それが私の持論だった。「残る旅」がしたいならば一人に限る、と。 続きを読む

カテゴリー: 連載記事 | タグ: | マルタのハニーストーン vol.37/ 森 絵都 はコメントを受け付けていません

わが文学のふるさと vol.36/ 安部 龍太郎

十八才の頃、人生に行き詰った。福岡県の山里で育った私は、久留米市にある工業高専に進学してエンジニアをめざしたが、途中からこれは俺の道ではないと思うようになった。 続きを読む

カテゴリー: 連載記事 | タグ: | わが文学のふるさと vol.36/ 安部 龍太郎 はコメントを受け付けていません

私だけのほくそ笑み vol.35/ 西村 健

盆や正月、帰郷の際にはできる限り鈍行列車を使う。東京から九州へ、日本の半分をせっかく縦断するのだ。 続きを読む

カテゴリー: 連載記事 | タグ: | 私だけのほくそ笑み vol.35/ 西村 健 はコメントを受け付けていません

旅、旅、旅 vol.34/ 吉村 作治

私の旅好きは父親譲りです。ただ父親の旅は写真集や地図、旅のエッセイを読み、目から入った情報を脳で楽しむ“目”の旅です。 続きを読む

カテゴリー: 連載記事 | タグ: | 旅、旅、旅 vol.34/ 吉村 作治 はコメントを受け付けていません

異なる時代を求めて vol.33/ 恩田 陸

昨年の暮れ、とある地方都市を旅行していて、地元では有名な老舗の居酒屋に入った。 続きを読む

カテゴリー: 連載記事 | タグ: | 異なる時代を求めて vol.33/ 恩田 陸 はコメントを受け付けていません

引率者の交代 vol.32/ 三浦 しをん

学生時代は友だちと旅行することが多かったが、最近は仕事相手と、あるいは一人で、旅をするようになった。 続きを読む

カテゴリー: 連載記事 | タグ: | 引率者の交代 vol.32/ 三浦 しをん はコメントを受け付けていません

ヒマラヤへ。 vol.31/ 石川 直樹

今年もヒマラヤへ向かう季節がやってきた。2011年頃から、春になるとぼくは必ずネパールに行ってエベレストへと続く山道を歩いてきた。 続きを読む

カテゴリー: 連載記事 | タグ: | ヒマラヤへ。 vol.31/ 石川 直樹 はコメントを受け付けていません

17歳の旅。 vol.30/ みうら じゅん

”今日、僕は旅に出るのです。見知らぬ土地で風に吹かれ、大好きな君を想うでしょう” 続きを読む

カテゴリー: 連載記事 | タグ: | 17歳の旅。 vol.30/ みうら じゅん はコメントを受け付けていません