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大都会で楽しむ特別な桜の饗宴

新宿御苑の桜

文=武田ちよこ 写真=環境省新宿御苑管理事務所、中田浩資、垂見健吾 監修=勝木俊雄

かつて皇室の庭園だった歴史をもち、桜の種類と本数が圧倒的に多い新宿御苑。
日時を選び、空いている所を探せば、園内は広いので安心して花見が楽しめます。
桜博士の勝木俊雄先生に、新宿御苑の桜の見どころを解説していただきました。

門を入ると、新宿の喧騒が
す〜っと消えていく
一日に約350万人もの人が利用する新宿駅。世界一利用者の多いこの駅の南口改札を出て、歩くことわずか10分。そこから世界は一変する。新宿御苑である。

約58㏊の敷地の中に、日本庭園と風景式庭園、整形式庭園が造り込まれ、春には都内有数の桜の名所としてにぎわう。ここは江戸時代に信州高遠〈たかとお〉藩主・内藤家の屋敷があった場所。日本橋を出て最初の宿場・内藤新宿もすぐそこだ。ここに明治39年(1906)、皇室の庭園が造られ、それが戦後になって国民公園となり、現在の新宿御苑になった。新宿門の先には、時代を感じさせる小さな建物がある。皇室庭園時代の「旧新宿門衛所」だ。

その新宿門から中に入ると、急に空が広がり、空気が変わる。満開の‘染井吉野〈そめいよしの〉’が見える。毎年見ているのに、毎年感動してしまう。ここに来る人、全員が同じ思いでいるに違いない。皆、笑顔だ。桜って、本当に美しい。

(ノジュール2021年3月号からの抜粋です。購入希望の方はこちらをご覧ください。)
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