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播磨・西国街道編

心に刺激と調和を与える
アートな山寺を巡る一日

文=立原里穂 写真=ハリー中西、櫛ビキチエ

エスカレーターの向こうに深いブルーの五重塔がそびえる第24番「中山寺」。
標高552mの御嶽山頂で静寂に包まれる第25番「播州清水寺」。
趣の異なる二寺を一日で巡ります。

アクセス便利な宝塚から
自然豊かな播州の地へ
最初に訪れたのは聖徳太子が創建した日本最初の観音霊場、中山寺。西国巡礼の始祖、徳道上人が普及を図るもなかなか叶わず、閻魔大王から授かった三十三所の宝印を中山寺に埋納したところ、約270年の時を経て花山法皇が宝印を掘り起こし、西国巡礼を再興したと伝わる寺である。山門の仁王像には、西国巡礼者をはじめとして、足腰の健康を願うわらじがたくさん奉納されていた。

また豊臣秀吉が安産祈願に訪れたとも伝わることから、安産・子授けのお寺として広く知られている。

(ノジュール2022年11月号からの抜粋です。購入希望の方はこちらをご覧ください。)
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