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オーベルジュで過ごす
特別な休日

文=関屋淳子 写真=飯田裕子

その土地ならではの食材を存分に楽しむ宿泊施設付きのレストラン、それがオーベルジュ。
近年は料理はもちろん、特別な体験でゲストをもてなすところも増えています。
滞在が旅の目的になる、とっておきのオーベルジュをご紹介します。


スパークリングワインで
優雅な滞在がスタート
Winerystay TRAVIGNE(新潟県)
角田浜〈かくだはま〉と呼ばれる砂丘地にのびやかに広がる一面のブドウ畑。平成4年(1992)、「カーブドッチ」が開業。ブドウ栽培を始めた創設者の「落希一郎〈おちきいちろう〉さんの蔵」を意味する、フランス語が名前の由来だ。ゆっくりワインを楽しんでもらいたいという想いから、11万㎡以上という敷地の中に、レストランやカフェ、ショップ、スパなどが次々と造られていった。そして3年前にオープンしたのがワイナリーステイトラヴィーニュである。

エントランスを抜けてラウンジに入ると、そこはまるでヨーロッパの邸宅のような雰囲気。ソファに腰掛ければ、ガラス窓の向こうのブドウ畑となだらかな角田山〈かくだやま〉に目を奪われる。優雅な気分は、スパークリングワインのウェルカムドリンクでいっそう華やぐ。いよいよワイナリーステイの始まりだ。

建物は1階に4室、2階に6室の計10室の客室、3階にはライブラリーなどがあるペントハウスサロンがあり、窓の外には日本海と佐渡島〈さどがしま〉が望める。

(ノジュール2022年11月号からの抜粋です。購入希望の方はこちらをご覧ください。)
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