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猫が寝転ぶ、坂の街をてくてくのんびり散歩
尾道 坂道散歩〈広島県〉
迷路のように入り組んだ路地を歩くと、ふと景色が開けて海が見えたり、隠れ家のような静かなカフェがあったり……。
歩くごとに発見のある小さな街・尾道は、自由で気ままなひとり旅にぴったりです。
千光寺山の頂から
尾道の街を眼下に収める尾道は山の斜面に寺院や民家がひしめく“坂の街”。標高約144mの千光寺山(大宝山)から市街地にかけての山の手には、建物の間を縫うように細い路地が続いている。思いつくまま入り組んだ道を歩くのも楽しく、ひとり旅の目的地として、これ以上の場所はないだろう。
まずは街の全貌をとらえるべく、千光寺山の山頂を目指す。千光寺山ロープウェイは、山麓から山頂までを3分で結ぶ。眼下には箱庭のような山の手の街並み、その向こうには穏やかな尾道水道が広がり、景色を楽しむうちにあっという間に山頂に到着する。車内では同乗するガイドさんが街の歴史やみどころを紹介してくれ、これから始まる旅への期待が高まる。
千光寺頂上展望台PEAKは、ロープウェーの山頂駅に接続するビュースポット。美しいらせん階段の先には長さ63mの展望デッキが広がり、尾道の市街地はもちろん、尾道水道や瀬戸内海の島々を見渡すことができる。
山頂一帯は千光寺公園として整備され、四季折々の景色を愛でながら散策を楽しめる。尾道にゆかりの詩歌・小説の断片を自然石に刻んだ文学のこみちを抜けると、尾道のシンボルである千光寺にたどり着く。千光寺は平安時代の大同元年(806)に弘法大師により開かれた真言宗の寺院で、舞台造りの本堂や鐘楼、周囲約50mの玉の岩や鏡岩といった奇岩がみどころだ。山の斜面に広がる境内の至る所から、尾道と瀬戸内海の美景を望むことができる。参拝後は山麓の市街地を目指しつつ路地散策を。千光寺新道や猫の細道を歩き、古寺が点在するレトロな寺町の風景を満喫する。
